2004年06月20日

朝一番早いのは・・・ライアンエアー!

午前3時半。
まだ夜も明けきらないロンドン、ヴィクトリアの「コーチ・ステーション」には、どこからともなく続々と貧乏旅行者が集結する・・・。

そう、ここから「ライアンエアー(RYANAIR.COM)」をはじめとする格安航空会社が乗りいれるスタンステッドやルートン空港行きのバスが出るのです。

今イギリスでは、90年代の航空規制緩和により登場した格安系航空会社が大盛況。

もっと遅い時間にすればいいのに・・・、と思われるかもしれませんが、格安航空会社の出発便の殆どは、空港使用料の安い朝5時ー7時に集中しているため、仕方ないのです。

早朝のバスに1時間以上揺られて、ようやく空港に到着。

空港チェックインでは、チケットなんて高貴なものはもちろんありませんので、ネットで予約した際の画面を印刷したものと、パスポートを提示します。
渡される搭乗券は、しばしばどう見ても使いまわしの木札だったり、整理券みたいなものだったりしますが、気にしない。
裏に大きく「ライアンエアーはあなたを待たずに出発します。搭乗時間を守ってください。」と書かれています。
なお、機内預け荷物は15キロ以下のことが多いので注意しましょう。

セキュリティチェックを受け、ゲートへ向かうと、すでに黒山の人だかり。
わたされた整理券(?)の番号順に搭乗します。
もちろん、機内へのボーディングブリッジやバスなどがあるはずもなく、大雨の中でも自力で機体まで歩きます。

機体は新しいボーイング737が多いですので安心ですね。
当然ながら全席自由席ですので、窓際だろうと通路側だろうと、前だろうと後ろだろうと、好きなところに座ってください。
慌てなくても大丈夫です。席は人数分ありますから。

座席は、汚れてもすぐにふき取れる合成レザー。
やや硬いですが、短時間なら問題なし。
ちなみにリクライニングは付いていませんので、背中は常に直立のまま、我慢してくださいね。
背筋が伸びて健康によさそうじゃないですか。

全員搭乗すると非常時の脱出などについての説明がはじまります。
が、ビデオなどあるはずもなく、すべてアテンダントの実演です。
この方がかえって頭に入りそうですね。
ちょっと恥ずかしそうに実演しているので、じっと見つめてあげてください。

さて、いよいよ出発・・・のはずなのですが、滑走路を前にして一時間以上離陸待ちをすることも珍しくありません。
滑走路は1本しかないのです。
膨大な数の出発便が短時間に集中しているのですから、そもそも時間通りに出発できるはずがないのです。
気長に待ちましょう。
僕など、その間にうとうとしてしまい、30分くらいして起きたところ、まだほとんど動いていませんでした。

さて、いよいよ離陸です。
一度離陸してしまえば普通の飛行機と大して変わりません。
妙に低いところを飛ぶとか、きりもみ飛行をするとか、そんなこともないはず。

一つ違うのは水平飛行に入ると機内販売が始まり
「ビールに、お弁当、おつまみ、サンドイッチはいかがでしょうか?」
みたいな感じで売りにきますので、一瞬、新幹線に乗っているかのような錯覚に陥ります。

おおよそ1−2時間で目的地に到着。
「着陸態勢に入りますので、座席位置を元にお戻しください」
なんてことは言いません。
そもそもリクライニングは付いて無いのですから。

到着したら、こんどはターミナルまで歩いて移動して終了です。
意外とあっけないものです。

そんなわけで、みなさんもヨーロッパに来た際にはぜひ体験してみてくださいな。
ちなみに、僕がどこへいったのかというと・・・、それはまたの機会に書きたいと思います(^^;)



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2004年06月19日

ライアンエアーはなぜ0.49ポンドで飛べるのか

近年、北米やヨーロッパでは「格安系航空会社」と呼ばれる新興キャリアが急速にシェアを伸ばしていることをご存知の方も多いと思います。

中でも、ロンドンを本拠地とする(本社はアイルランドですが)ライアンエアーは、自他共にみとめる世界最大の格安系航空会社として、すでに確固たる地位を築いたといってよいでしょう。

さて、どれだけ安いのか、百聞は一見にしかず。
まずは実感していただくためにオフィシャルウェブサイトの本日付の料金表の中から一部をご紹介しますね。

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ロンドン(スタンステッド空港)発

英国内
デリー(ロンドンデリー) 0.99ポンド(約199円)
ソールズベリ 0.99ポンド(約199円)

オランダ
アイントホーフェン  0.99ポンド(約199円)

ドイツ
デュッセルドルフ   0.99ポンド(約199円)
バーデンーカールスルーエ 0.99ポンド(約199円)
フランクフルト(ハーン) 0.99ポンド(約199円)

イタリア
ベローナ(ブレシア) 0.99ポンド(約199円)
ミラノ(ベルガモ) 0.99ポンド(約199円)
トリノ 0.99ポンド(約199円)
ジェノヴァ 0.99ポンド(約199円)

ノルウェー
オスロ(トープ) 0.99ポンド(約199円)

フランス
トゥール 0.99ポンド(約199円)
ランス 0.99ポンド(約199円)

ーーーーーーーーーーーーーーー

衝撃的ですね。

こんな具合で、まだまだ続くのですが、桁を二つくらい間違えたんじゃないか、と思いたくなるような値段です。
時期によっては、0.49ポンド(約99円)で出ているときもあります。
まあ、どっちでももはや大して変わりませんが。

また、閑散期のキャンペーンの際には「FREE!」(無料)、なんてのも、恒例になってしまいました。
もはや会社を挙げた渾身のギャグ、ともいえます。

もちろん、これはあくまでも早めに予約した場合の料金ですが、2ヶ月も前に予約すれば、ほぼこの値段で取れるでしょう。
実際には税金、空港使用料が2000円程度加算されてしまいますが、それでも激安であることにいささかの揺らぎもありません。

僕も実際に利用したことがあるのですが、こうした格安系航空会社のコスト削減策は徹底しています。

例えばほぼすべての格安系航空会社は主要空港(ロンドンで言えばヒースロー、ガトウィック、シティ空港)を使わず、使用料金の安い不便な第二、第三空港(ロンドンではスタンステッド、ルートン)を使います。

スタンステッドといえば、ロンドンから北に約50キロ。ロンドンとは名ばかりの、地理的にはもうケンブリッジのほうが近いんじゃないか、というあたり。

これなどはまだ良いほうで、ドイツ、フランクフルトのハーン空港などは、市の中心部から130キロも離れた山の中で、ライアンエアーがこれを「フランクフルト(ハーン)」と表記したことをめぐって裁判沙汰になっているほどです。

さて、ライアンエアーがベースとするロンドン・スタンステッド空港の出発エリアの免税品店の様子。
僕はもっと辺境な、たとえば岩手の花巻空港のような空港を想像していたのですが、実際に行ってみると少なくとも伊丹空港レベルの意外と大きな空港でした。

でもこれだけ安いと、「ちゃんと飛べるのだろうか、途中で燃料が足りなくなって落ちちゃったりしないだろうか」、と誰もが不安になるかと思います。
(ならないか。)

そこで、ライアンエアー搭乗体験記を書こうと思っているのですが、雰囲気を盛り上げつつ、なんと次回につづくのでありました。



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2004年06月18日

パブで盛り上がる英国流サッカー観戦


今朝のイギリス各紙一面は、昨日のEURO2004スイス戦の勝利を伝え、「OVER THE ROON」などの見出しが躍っていました(これは2ゴールを決めたルーニー選手とMOONのもじりですね)。

これでイングランドはフランス戦のショッキングな敗戦から息を吹き返し、同日にフランス対クロアチア戦が引き分けに終わったことも幸いして、第3戦のクロアチア戦は引き分けでもベスト8に進める状況になりました。

さて、パブについては先日の日記でも取り上げましたが、イギリスのパブには「飲み屋」であること以外にもう一つ大きな役割があります。
それが、「パブリック・ビューイング」

日本でも最近は「スポーツバー」なんてものが現れてきましたが、ロンドンには本当にこれが多い!
「各通りに一つは最低でもなければならない」、という法律でもあるのかと思われるほど。

多くのパブはTVスクリーンを備えていて、入り口にその日の放映番組の案内が掲示してあります。
この掲示は、パブによってポスターだったり、黒板だったりします。
最近ではもっぱらEURO2004ですね。
みんなで集まって楽しく見ています(やや殺気立ってるけど)。

ところで、英国人が家でサッカーを見ずに、パブで見るのにはもう一つ理由があります。
国際戦についてはたいてい地上波でも見れるのですが、実は国内のプレミアリーグは衛星放送のスカイスポーツに加入しなければ一切見ることが出来ないのです。

これは日本でいえば「プロ野球」が地上波でまったく見れないようなもので、実は大変なことなんじゃないかと思うのですが、イギリス人は物分りがよいのか、それともよっぽどパブが好きなのか、ともかくあきもせず黙々とパブに通います。
ひょっとするとこれがパブに行く良い口実になっているのかもしれません。
ていうか、決定的なことを言ってしまうと、そもそもイギリス人にはパブ以外には娯楽が無いのです。
(ああ、言ってしまった・・・。)

また、最近では好景気の影響もあってプレミアリーグのチケットが高騰し、最低価格の席でも定価で6000円くらいしますから、日本における1500円程度のJリーグとは比較になりません。

それでもほぼ全試合が満員になり、人気カードのチケットを確保するのは今や至難のわざ。

そんなわけで、パブは貧乏なサッカーファンにとっての最後の味方なのでありました。




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2004年06月17日

TV受信料:払わないと大変なことになりますよ

イギリスの国営放送、BBCは視聴者からの受信料で成り立っています。
これは日本におけるNHKの受信料に当たるものですが、彼らの取立ての厳しさをなめていると痛い目にあいます。

まず、イギリスで住居を借りて住み始めると、テレビを買う買わないに関わらず、毎月執拗に取り立ての手紙が送られてくることに気づくでしょう。

今回はなんと、その全文を翻訳して公開してみようと思います!

ーーーーーーーーーーーーーーー

TVライセンス検査官が、まもなくお宅を訪問します!
TVライセンスはたったの一月10ポンド(約2000円)以下。
罰金はそれよりはるかに高額です!

居住者の方へ

私たちの記録によると、あなたはTVライセンスを支払われておりません。
私たちはこの地域を担当している検査官ですが、まもなくお宅を訪問させていただく予定です。

ライセンスを持たずに、テレビ番組の受信あるいは記録をする行為は法律で禁止されており、違反者は法廷により裁かれ、1000ポンド(約201000円)以下の罰金刑となります。

私たちは、あなたが最近こちらに引っ越してきたのかもしれない、ということは理解いたします。
もしあなたが以前の住所でTVライセンスをお持ちなのでしたら、新しい家に移す手続きをしてください。
しかしながら、もし新たなライセンスが必要なのでしたら、本日中に購入してください。

カラーTVの場合は110ポンド(約22100円)をお支払いいただけば、法的に裁かれる心配はありません。

もしあなたが最近ライセンスを購入済でしたら、お侘び申し上げます。

以上

ーーーーーーーーーーーーーーー

と、これが毎月来ます。
「知らなかった、とは言わせないぞ」、という態度で「支払わないと大変なことになりますよ」と言っている訳です。

小心者の筆者が、慌てて郵便局に行きライセンスを購入したことは言うまでもない。

また、手紙に書かれている検査官についてのくだりは、決してただの脅しではなく、実際に近所に住む友人のK君の家にはやってきたのだそうです。

彼の話によると、ある晩、急に検査官が訪ねてきました。
K君宅ではTVを一台持っていたので、その分のライセンスは購入していたのですが、どうやら検査官は「隠れてもう一台持っているんじゃないか」と疑っている様子。
そして、なんと各部屋を隅から隅まで探しまわり、無いことを確認するとようやく帰っていったとのことです。
なんともブラッドベリの未来小説のような話。

しかもそれだけではない。
彼らは「デテクターバン」、と呼ばれる恐るべき秘密兵器を備えています。
これは、車で走りながら周辺の家の電磁波をキャッチし、隠れてテレビを使っていないかどうかをチェックするマシン。
敵はなかなかのツワモノのようです。

というわけで、NHKの受信料と違っておとなしく払っておいたほうが身のためかと思うのですが、度胸のある人はぜひ踏み倒しにチャレンジしてレポートしていただきたい、と思います。



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2004年06月16日

携帯電話と車内マナー

日本では、電車やバスにおける携帯電話の使用の是非について、ずいぶん議論になったと記憶していますが、ロンドンでは他人が車内で携帯電話を使っても全く気にされる様子はありません。
また日本でも最近定着(?)したように、車内でお化粧をしている人もいます。
またウォークマンをガンガン音漏れさせてる人がいてもみんな全然お構いなしのようですし、それどころか、車内にラジカセを持ち込んで音楽を流している人さえいます。
どうやらイギリス人は他人のすることにいちいち干渉したり文句をつけたりしない、という態度みたいですね。

さらにびっくりするのは、地下鉄やバスの運転手さえも、携帯電話で話しながら運転しているところをしばしば目にします。
日本だったら新聞沙汰になりそうな話ではないでしょうか。

さて、悪口(?)ばかりでは不公平なので良いところもあげると、ロンドンのバスは今やほとんどが車椅子対応のいわゆる「低床バス」になっています。
この点に関しては、さすが福祉国家だな、と感心します。
あと原則24時間営業というところもすごいですね。

話がそれましたが、イギリス人は他人の行動に関してはかなり寛容なようです。
職場においても、人のすることにとやかく口出ししない、というスタイルは彼らに共通して感じます。
車内での携帯電話やウォークマン程度ならば、彼らにとっては余裕で許容範囲内、ということなのでしょう。

さて、ある日のこと。
いつもどおりバスに乗っていたのですが、その日はいつもより空いていて、乗客は僕一人でした。
そして僕が途中のバス停で降りて車内に乗客が誰もいなくなると、運転手も一緒に降りてくるではありませんか。
片側1車線の道ですがかなりの幹線道路なため、後ろにはあっという間に長い車の列で大渋滞に。
「いったい何事?」と思ったら、なんのことはない。
彼はさっそうとマクドナルドに入って行き、ハンバーガーを買いに並んでいたのでありました。




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