2004年10月16日

イギリスのスキンケア

ロンドンというと雨が多いイメージかもしれませんが、実はかなり乾燥しています。
うっかりしていると、すぐに肌がガサガサになってしまいます。
僕もうっかりしていたので、すぐに肌がガサガサになってしまいました。

そのような事態を回避し、筆者が目指す鈴木その子もびっくりのぷるるん美白をキープするためには、保湿力の高い洗顔料やローションなどが欠かせないと言えるでしょう。

イギリス人女性は、やはりスキンケアにはかなりのお金をかけているのだろうか、と思っていたところ、先日のBBCニュースで面白い話が出ていました。
ヨーロッパ各国の国民が1年当たりフェイシャル・スキンケアにかける金額を比較したところ、以下のように、イタリア、フランスに大きく離され、とくにフランスには3倍近くもの差をつけられているとのこと。

フランス: 22億ユーロ (約3000億円)
イタリア:11億ユーロ (約1500億円)
英国:7.9億ユーロ (約1100億円)
スペイン:5.0億ユーロ (約680億円)

かろうじてスペインには勝っているものの、イギリスの人口がスペインの約1.5倍であることを考慮すれば、一人当たりの消費金額はほぼ同じ。
このデータを見ただけでも、イギリス人がいかに美容にお金をかけていないかが如実に現れていると言っていいでしょう。

それにしても、トップのフランスでも女性1人あたりにしたら1年で1万円ほど。ここに日本のデータはありませんが、筆者が想像するに、もし日本を加えたらダントツのトップになるのではないでしょうか。

筆者が思い出すのは、東京の大学時代の友人で美容外科に進んだK君です。
彼は大学院で研究に励む傍ら、週2回ほど、某大手チェーンのO美容外科でアルバイトをしていました。
美容外科といってもバイトですから、彼の仕事は、せいぜい患者さんの顔に、しみとり用クリームを塗るだけという簡単なものだったそうです。
それにもかかわらず、同病院は月60〜70万円ものバイト代をくれたとか。
時給になおせば約1万円!

この話を聞いたときは、僕も医学部、それも美容外科に進めばよかったなあ、と本気で悩んだものです。
でも、よく考えてみたら、筆者はイギリス人も顔負けのおおざっぱな性格。細かな作業はとても無理です。いや、でも時給1万円ならできるかな(どっちだ・・・)。
というわけで、このエピソードを聞いただけでも、いかに日本人女性が美容に多額のお金を投入しているかがうかがい知れます。

でもここからちょっとまじめな話になりますが、はたしてそこまでお金をかけて得られる美しさが真の美しさと言えるのでしょうか。
それよりも、もっと内面の美しさに磨きをかけるべきではないでしょうか。
筆者の目には、周りの目を気にせずのびのびとしているイギリス人女性の方が、日本人女性よりもずっと生き生きとして見えます。
病的なまでに美容にこだわる日本人女性と、あくまでナチュラルで明るいイギリス人女性。筆者がどちらかを選ぶとしたら・・・やっぱ日本人だな。



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2004年10月15日

「地球の暮らし方」への抗議

筆者は非常に慎重な性格なので、イギリスに来る前から情報収集を怠らず、万全の準備の上でやってきました。

その中でも特に役に立ったのが、ダイヤモンド社刊「地球の暮らし方」です。
この本は、住まい、学校、仕事の探し方からビザについての情報まで、安全で快適なイギリス生活のノウハウを、イギリスに住む先輩たちが書き下ろした”暮らす”ための本格マニュアル(本の帯から丸写し)。

とにかく、とくに最初の1,2ヶ月は、この本のおかげでかなりスムーズにイギリス生活に入れたと言っていいでしょう。

しかし、筆者が唯一この本について抗議したい部分があります。
それは下記の一節。

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●「銀行、郵便局は信用が売り物」という日本の常識は、こちらでは通用しない。せめて金額だけでも正確に処理してほしいところだが、間違いも多いようだ。ステートメントが送られてきたり入金/引き出しの際には、よくチェックすることを心がけたい。
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この文は、読者投稿なのか、あるいは編集部が書いたのかは分かりませんが、いったいいつの情報をもとにしているのでしょうか。
ひょっとして30年前の話じゃないの?
そもそもイギリスの銀行に失礼な話だし、ロンドンといえば、ニューヨークと並ぶ金融の先進地ですよ。銀行には安心してお金を預けてよいことをここに明言しておきます。

ところで、そんなある日のこと、大家から電話がかかってきました。
「ちょっと、家賃をいつまでも送ってこないのは、いったいどういうわけ!?」
ぷるぷると怒りに打ち震えているのが、電話越しに伝わってきます。

え・・、そんなはずは・・・。
もう2週間も前に、ちゃんと振り込んだはず。
ちゃんとレシートだって持ってる。

「ちょっと待って。銀行に確認してみます。」
そう言って、あせる筆者は、あわててA銀行に電話をしました。

そして相手にレシートの確認番号(?)のようなものを伝えると、A銀行の行員は

「ちょっと待ってて。今探してみるわ。」

と言われ、待つこと5分。

「あった、あった。探したらあなたのお金、見つかったわよー。今から送金するわね。」

「あ、それはよかった。お願いします〜。」

・・・。

ちょっと待て!
お前ら、いったい、俺の大切なお金をどこにしまいこんでいたのだ!
ありえねえ・・・。

ちなみに経営不振のA銀行は、その後スペインの銀行に買収されてしまいました。
すべて消えてなくなれ、イギリスの銀行!!
・・・ということで、「地球の暮らし方」の情報はきわめて正しかったのでした。



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2004年10月14日

出産休暇と寄せ書き

実は、今週いっぱいで仕事を一時中断して、念願だった出産・育児休暇を半年ほどとることにしました。
とはいっても僕ではなくて、同僚Kさんの話ですが・・・。

こういったイギリスでの別れのシーンで、いつも筆者を悩ませるものがあります。
それは「寄せ書き」。
もちろん日本にもあるけど、イギリスでは(少なくとも筆者のラボでは)別れのシーンに決して欠かせないアイテムで、こういったケースでは必ず登場します。
今回も、案の定回ってきました。

筆者の英語がつたないせいもあるんだけど、「See you very soon」とか、「I hope you have a great time」とか、どうもありきたりで、いつも同じようなことを書いている気がします。
かといって、イギリス人みたいに
「あなたなしでこの先どうやって生きていったらいいの〜???」
なんて恥ずかしいことを書くのは、転地がひっくりかえろうと、僕には無理です。

今回は出産休暇というはじめてのパターンだけに、難しいのはなおさらのこと。
こんなときは、他の人がどう書いているかを参考にしよう、と思い、いつもエレガントで可憐な美人秘書Mさんの寄せ書きを見てみることにします。
なになに・・・。

「May you have a painless delivery and remember to PUSH HARD!!!」

・・・。

ぷ、PUSH HARD・・・。
(参考:PUSH 〔分娩時に〕息む、ふんばる *リーダーズ英和辞典第2版より)

うーん、寄せ書きってもっとロマンチックに別れを惜しむものかと、純情でいたいけな筆者は信じていましたが、「がんばって息んでね!」とはやけに生々しいアドバイスだな。
いや、でもこれも大切なことだし。
と思い、筆者も頑張れ〜!との思いを込めて、「PUSH HARD♪♪」と書きかけたところで、あやうく思いとどまりました。
変態だ、これじゃ・・・。

かくして、またしても無難な寄せ書きを書いてしまう筆者でありました。



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2004年10月13日

ユニクロはなぜ失敗したのか

日本ではすっかり国民的なブランドとなった衣料品店・ユニクロを運営するファースト・リテイリング社が、昨日、新たに韓国にユニクロを出店する計画を発表したそうです。
これでユニクロの海外出店は、イギリス、中国(上海)についで3か国目となりますが、実は記念すべき海外1号店があるのが、ハロッズなどがならぶ下の写真のロンドン・ナイツブリッジです。

ユニクロ

しかし、これまでのところ同社のイギリス進出は決して順調な歩みとはいえないようです。
2001年に華々しくロンドン・デビューし、一時は21店舗まで拡大したものの、巨額の赤字を計上。現在はリージェント・ストリート店やオックスフォード・ストリート店など6店舗を残すのみとなっています。
悲しいかな写真の店舗も、この夏に閉店してしまい、すでにありません。

これについては、同社会長の柳井正氏の著書「一勝九敗-ユニクロも失敗ばかりだった」(新潮社)に面白い回顧録が書かれていました。

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イギリスでの失敗は、経営者の選択に原因があった。
海外の現地法人は現地の人が経営をしないとうまくいかないと考えていたため、紹介されたイギリスの老舗デパートでの勤務経験のある人を社長に採用したのだが、イギリスの文化の反映もあって、保守的な経営陣や組織になった。

経営者から店員まで、それぞれに階級・階層をつくり、壁ができてしまった。
現場の社員だろうが社長だろうが、壁をつくらず対等に、みんな一緒になって話し合って実行する当社の企業風土からはほど遠いものだった。
店は汚く、店舗社員の訓練もぜんぜんできていない。
社長に注文をつけても、「できない理由」を並べる。
ユニクロの商売をイギリスで実現できなければ意味がない。
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イギリス在住者としては、いかにもありそうだ、と頷いてしまう話ではないでしょうか。
孫子の教えに「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉がありますが、いくら敵を良く知る人選を行っても、自分たちの良さが消えてしまうようでは意味がないということです。
余談となりますが、筆者は同社のオフィシャルサイトを見て以来、会長の顔が妙に桂小枝に似ているのが気になっていますが、これは孫子の教えとはまったく関係ありません。

さて、その点こんどの韓国進出は、日韓の市場を熟知したロッテと共同で行うことのことで、おそらくイギリスでの失敗から教訓を得てのことなのでしょう。
このあたりの柳井会長の判断は、「爆笑小ネタ集」でも始めてしまいそうなそのユーモラスな風貌からはイメージできない賢明な判断と言えそうです。

イギリスにおける事業縮小も、「再挑戦のための縮小」とのことで、今後の巻き返しに注目したいところ。
ロンドンの店舗を訪れると、夏には浴衣をおくなど、独自性もがんばって出している様子が伺えます。
というわけで、イギリスに来た際には一度覗いてみるのも面白いかもしれません。



2004年10月12日

複数購入割引のワナ

日本にあまりないけど、欧米のスーパーなどで頻繁に見かけるのが、下のソーセージの写真のように、「2つで3ポンド」といったような「複数購入割引(マルチバイ・ディスカウント)」の販売方式です。

お得?

他にも2つ買うと1つおまけ、みたいなパターンも多いですね。
これは纏め買いすればそれだけお得になるので、なかなか利用価値の高いサービスですが、注意しなければならないことが一つあります。

イギリスではさまざまな場面で請求金額が間違っていることがよくあるのですが、ある調査によると、スーパーによる誤請求で最も多いパターンが、こういったマルチバイ・ディスカウントの割引漏れなのだそうです。
こういったことが時々あるので、筆者はいつもレシートをその場でチェックするようにしています。

さて、今日もレシートをチェックしたところ、案の定、マルチバイ・ディスカウントがカウントされていない!
・・・ということで、さっそく文句を言いに戻りました。

ところが、今回遭遇した敵(?)はさらに一枚上手でした。

「これは消してあるから、割引じゃないよ。」

なんと、上の写真をよく見ていただくと、「BUY2 FOR £3」の上にうす〜くマジックで消してあるのがお分かりでしょうか。
工工エェ(゚Д゚)ェエ工工
そんなのってありかぁ。
でも、だからって何でこんなに分かりづらくうすく消しているのさ・・・。
このシールだって、剥がそうとすれば簡単にはがれるタイプのものなのに、それをせずにあえてマジックでうすーく消しているのは、わざと消費者を間違わそうとしているように思えてなりません。
たしかにTE○COはイギリススーパー界きっての「勝ち組」といわれているけど、もしかしてこれは売り上げアップのための新たな手口!?

ということで、皆さんもマルチバイ・ディスカウント商品の購入時にはくれぐれもご注意されたい。
最後にちょっとだけフォローしておくと、このソーセージ、なかなか美味しかったです。



posted by fumifumi at 00:00| Comment(3) | TrackBack(0) | ☆英国びっくり体験記! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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