2004年10月11日

ヴァージン・ダブルベッドで熱い空を飛ぶ

ロンドンの秋は寒い・・・。
特に先週から急に寒くなってきたようで、最低気温はすでに連日10度を切り、早くも暖房が必要なシーズンになってしまいました。

しかし、そんな肌寒いイギリスの秋を、一人で熱くしている男がいるのです。
その名は、ご存知サー・リチャード・ブランソン。
日本でも人気のヴァージン・アトランティック航空の名物会長です。
このところヴァージングループは、独自の宇宙旅行事業の計画を発表するなど、華やかな話題を提供することに事欠きませんが、先日のサンデータイムズ紙にさらなる仰天計画が報じられていました。

同紙によると、このほど大西洋便をはじめとする3路線に、業界初のダブルベッドの導入を決定したとのこと。
紙面には、ダブルベッドで人気TVプレゼンター・ダニー・ベアーさんとともに、嬉しそうにベッドインしている同会長の様子が写真つきで大きく報じられていました。

料金はロンドンーNY間で、往復1人あたり約2000ポンド(約40万円)から。
同社によると、このダブルベッドはボーイング747型機に設置され、前後の席とは仕切りでさえぎられているため、文字通り2人だけの空間を楽しむことができるそうです。

しかし、これに猛反発しているのが、保守強硬派で知られる野党・保守党の前「影の内閣」内務大臣のアン・ウィドコム氏です。
「もしダブルベッドでみだらなことが行われたとしたら、周囲の乗客には、物音など見聞きしたくない人もいるのですよ。はしたないですわ。これは不幸なことです。絶対に反対です。」
と、すっかりご立腹の様子です。

しかし面白いことに、与党労働党の下院・運輸委員会メンバーのブライアン・ドノホー氏は、まったく正反対の意見でした。
「いやあ、結構なことじゃないですか。私自身、妻とともにこのダブルベッドに乗るのが、今から楽しみで楽しみで、とても待ちきれませんよ。」
と、実に嬉しそう。

さて、当のヴァージン・アトランティック側は、ダブルベッドを利用する乗客に対し、どのような対応をとるのでしょうか。
同社のスポークスマンは、
「われわれといたしましては、たとえセックスが行われようとも、周囲のお客様から苦情が来るなどの事態にならない限り、もちろんお邪魔をしたりする考えは持っておりませんのでご安心ください。」
とのことで、どうやら黙認する考えのよう。
そして、機内にはコンドームまで搭載することも考慮されているとか。

いかにも性に奔放なイギリスらしいアイディアですが、どんな評判となるのか、今から気になるところです。
しかしながら、筆者には利用する予定がまったく無いことは言うまでもありません。



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2004年10月10日

イギリスの選挙速報

筆者宅に、区から郵便が来ました。

いや〜な予感がしつつ、なんだろうと思っておそるおそる封を開けてみると・・・中身は、2005年の有権者調査票でした。
この手紙に返信することで、来年分の有権者登録を行うようになっているみたいです。
もちろん日本人である筆者には選挙権はないのですが、これによると、イギリス人だけでなく英連邦50カ国以上の出身者が、イギリスで有権者として投票できるようです。

そのリストが下の写真。

有権者の登録だ〜

さすが、もはや移民の国となりつつあるイギリス。
これも日本との大きな違いといえるでしょう。

さて、昨日の日記からの選挙つながりということで、今日はイギリスの選挙について書こうと思います。
筆者がイギリスに来て以来、大規模な国政選挙は無いものの、補欠選挙や統一地方選挙など、何回か選挙がありました。

イギリスの選挙がまず日本と違うのは、基本的にすべて木曜日に行われる、ということ。
友人から聞くところによると、「平日の方が仕事の行き帰りなどに投票所にいけるから便利だ」というのです。
逆に、もし日本のように日曜にしたら、「日曜は家でゆっくりしたいから誰も投票には行かないだろう」とのこと。
日本とはずいぶん考え方が違うものです。
もちろん、日曜日に休日返上で投票や開票作業を行うイギリス人の姿など、とうてい想像できるものでないことは言うまでもありません。

そしてもう一つ気付いた大きな違いは、開放速報のやり方についてです。
日本だと、各候補者がそれぞれの事務所で開票速報を待ち、テレビや新聞社が当確を打つと、会見を開いたりインタビューに答えたりしますよね。
あと、ダルマに目を入れたりとか。

ところが、イギリスではこのあたりの進行がまったく異なりました。
この国ではマスコミが当確情報を出したりしません。
かわりに、各候補者は選挙管理本部のようなところに出向いて、全員横一列に並び、そこで集計を終えた選挙管理委員みたいな人が投票結果を読み上げるのです。
緊張の一瞬・・・。

「○○候補、1万9787票!」

わ−、という支持者の歓声・・・。
しかし、それを打ち消すように、

「XX候補2万2909票!よってXX候補の当選です!」

わー、とさらに大きくこだまするXX候補支持者の歓声。
にんまりと会心の笑みをうかべるXX候補の横で、がっくりと肩を落とす○○候補の表情が、カメラに大きく映し出されます。
なんとも残酷な光景でした・・・。



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2004年10月09日

BBCの米大統領選挙・テレビ討論会中継は・・・

お前らはケリー候補の応援団かい!と思うほど(まあ、僕もだけど)ケリー候補よりの発言が多い番組構成でした。

イギリスでは終了するのが深夜4時過ぎだったので、見てる人はあまり多くはなかったのではないかと思うのですが、一度は見ておかなくては・・・、と、今回はお茶をいれつつテレビの前に陣取りました。
そう。テレビを見るときにはお茶をいれるというのが、イギリス在住者の最低限のマナー(?)というものなのです。

討論自体の内容についてはニュースなどで報道されているのでここでは多く書きませんが、やはりケリー氏の巧みさ・落ち着きぶりが目立つものでした。
一方のブッシュ大統領も、1回目の討論ほどはうろたえた表情などは見せていなかったので、今回についてはそれほど大差をつけられてはいないかもしれません。
ブッシュ氏は、一見、頼りなさそうに見せておいて、「お、意外となかなかやるではないか」と感じさせるのが得意なので、そういった持ち味は出すのには成功していたのではないでしょうか。

それにしても驚いたのは、BBCのニュースキャスターやレポーターなどが、みなケリー氏を擁護する発言を繰り返していたこと。
このあたり、今のイギリスの世論を代弁していると言ってもいいかもしれません。

「ケリー氏はイラク問題、幹細胞研究、医療保険制度などさまざまな点で大統領を批判していましたが、投票行動への影響はあるでしょうか?」
とアナウンサーが聞くと、リポーターは、
「非常に大きな影響があるでしょうね。大統領は大打撃を食らったと思いますよ!」
と鼻息荒く答えたり(おいおい・・・)。
また、討論会後に民主党のスポークスマンに長々とインタビューしたのに、共和党にはしなかったり、と。

世論調査によると、イギリスでもケリー候補の当選を望む人が圧倒的多数とのことなので、そういった空気を反映してのことなのでしょうが、国営放送がここまで肩入れした報道をしていたというのがびっくりでした。

おりしも、この日はイラクにおいて人質となった英国人技師・ビグリー氏が殺害されるというショッキングなニュースもあったばかり。
最新のオブザーバー紙の世論調査では、政党支持率でもついに保守党が労働党を逆転したとのことで、ますますイラク問題への批判が高まっている空気を感じます。
来年5月といわれる総選挙では、ひょっとすると労働党政権の崩壊という歴史的瞬間を見ることになるのかもしれません。



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2004年10月08日

血液型って知ってる?

わずか4.95ポンド(約980円)でランチ食べ放題!の中華料理店をみつけたので、早速ラボのメンバーといってきました。
なかなかメニューも豊富で、味のほうもまあまあいい感じ。

ところで、ランチには中国人の同僚も一人来ていたので、中国の話題があれこれ出たのですが、特に盛り上がったのが干支についての話。
そのとき、イギリス人Aさんからこんなことを聞かれました。

「あのさあ、西洋の占星術の世界では、星座によって性格が分かるなんて話があるけど、干支にもそういうのってあるの?」

「え、どうかなあ。聞いたこと無いけど・・・」

と、そこで筆者はあることを思いつきました。

「だけど、日本では、血液型が性格を決めると信じられているんだよ〜」

これは僕にとっては何気ないひとことだったのだけど、思いがけず「わっはっはっは!」と一同大爆笑の渦に・・・。
たしかに血液型による占いや性格診断は日本独特のものだけど、まさかここまでウケルとは・・・。
イギリスでは、日本には理解不能な文化があると思っている人が多いので、おそらくそういったものの典型例だと思われたのではないでしょうか。

「じゃあ、自分の血液型知ってる?」
と聞いたところ、
「いやあ、そんなの考えたこともねえなあ」
と、やはり周りのイギリス人数人は誰も知りませんでした。
フランス人のTさんなどは、
「私はC型よ」
などと言い出す始末。

しかし、中国人のHさんだけはかろうじて知っていて、
「私はB型だけど、血液型占いは中国にもあるよー」
と言っていました。

てっきり血液型占いは日本だけかと思っていたけど、東アジアでは結構広まってきているのかもしれませんね。

ここで一応、血液型性格診断の歴史についておさらいしておくと、1927年に血液型性格診断を最初に唱えたのは、女子師範学校の教育学者・古川竹二氏といわれています。
その後の研究で相関関係が否定されたため、長い間、日の目を見ない時代が続いていましたが、1970年代になって、能見正比古氏の著作がベストセラーになったことから急速に広まったそうで、意外と歴史の短い新しい性格診断といえます。
ただし、統計的な再現性や根拠に乏しいので、実際には偶然の確率以上には当たらないとは思うのですが。

イギリスにも確かに星占いはあるけど、日本みたいな占い関連のバラエティー番組というのを見たことがないし、話題になったりすることもあまりないので、日本人ほど占い好きな国民もいないのではないかなあ、と感じます。
わけの分からん占いも次々と登場してるし。

一方で、宗教を信じる日本の若者はわずか5%ほどとか。
そこで思ったのですが、日本人の多くは無宗教とは言うけれど、実は占いが宗教にかわる役割をしているのではないか、と思うですが、どうかなあ・・・?



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2004年10月07日

シャーロック・ホームズ博物館

『それならここ、ぼくの博物館にあるよ』シャーロック・ホームズがこう言ったのは、たしか、「ブルー・カーバンクルの冒険」の中でしたね。

・・・こんな出だしで始まる日本語パンフレットまで用意されている「シャーロック・ホームズ博物館」があるのは、もちろんベーカーストリート。
1990年にできた比較的新しい博物館ですが、パンフレットにもあるように、ずっと前にオープンされてしかるべき博物館といえるでしょう。

入場料は6ポンド(約1200円)。
この博物館がすごいのは、ビクトリア時代の1881年から1904年にかけて、ホームズとワトソン博士が暮らしていた下宿を忠実に(ていうかマニアックに?)再現していることです。

221b番地は下宿の2階。
玄関から17段の階段を上ってたどり着くのが、2人が共有していた書斎です。

シャーロック・ホームズの書斎

小さな書斎には2つの大きな窓から光が入り、となりに間続きとなってホームズの部屋があります。
そして3階にはワトソン博士の部屋と、大家のミセス・ハドソンの部屋が裏庭を見下ろす位置にあります。
うーん。すべてが忠実。

また、数々の名場面を再現した人形や、さまざまな小物・用具など、展示内容もなかなか見ごたえがありますし、1階には大きなギフトショップもあって、小さいながらもかわいらしく魅力のある博物館です。
ミニミニ・博物館なだけに、それほど何回も訪れる人が多いとは思えませんが、それでも客足が絶えないのは、やはり作品自体が持つ偉大な魅力ゆえなのでしょうね。



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