2004年11月18日

すごい親善試合でした

サッカー日本代表がシンガポールに辛勝したその日。
帰宅後、テレビをつけたらちょうど国際フレンドリーマッチのスペインーイングランド戦が始まるところでした。

この日は残念ながら筆者がお気に入りのポジショニングの天才、アルベルダは怪我のため出ていませんでした。
現代のサッカー戦術ではポジショニングは非常に大切な要素で、スペイン代表やバレンシアでの彼の中盤のバランス感覚にはいつも感銘を受けます。
ちなみに、僕も合コンではポジショニングにいつも気を使うので、彼には共通点を感じずにはいられません。

それはともかく、試合は開始前からただならぬ雰囲気でした。
イングランド国歌「God Save The Queen」が始まると、スペイン人から一斉に大ブーイング。
どうやら国歌斉唱時にブーイングをするのは中国だけではないようです。

そして試合が始まると、さらにとんでもないことになりました。
アシュリー・コールや、ライト=フィリップスといったイングランドの黒人選手がボールを持つたびに、観客が一斉に「ウッホ・ウッホ」とゴリラのようなひどい人種差別的な野次を飛ばします。

それが頭にきたのか、イングランドのルーニー、ギャリー・ネヴィル、ランパード、アシュリー・コールらが危険なタックルを連発。
とくにひどかったのがルーニーで、退場処分を受けるのが時間の問題だったのは誰の目にも明らかだったため、前半途中で異例の交代をさせられる有様でした。
主審はあまりファールを取らなかったのですが、もし筆者が主審を務めていたら上記の4人は退場にしていたかもしれません。

主将のベッカムは終始彼らをなだめようとしていましたが、あまりに親善試合とはかけはなれた騒然とした雰囲気の中で効果を発揮できなかったようです。
ただしそれも仕方のないところで、あのような異常な雰囲気の中では、たとえノーベル田中さんが癒し系の笑顔でなだめたところで、親善的な雰囲気に戻すことは不可能だったことでしょう。

試合のほうも1−0で敗れた上、SHOTS ON GOALがスペイン7、イングランド0という数字からも分かるように一方的な内容で、イングランドにとってはとんだ厄日となってしまいました。

後日、イングランドサッカー協会は試合中の野次について抗議文書を送ったとのことで、後々まで禍根を残すゲームになりそうです。



posted by fumifumi at 00:00| Comment(14) | TrackBack(0) | ☆英国びっくり体験記! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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