2004年12月14日

携帯電話を盗まれた!

一般的にいって、イギリスの研究所は日本よりもはるかにセキュリティチェックが厳重です。
たとえば、研究所の正面入り口から筆者のオフィスへ入るには、下の写真のように、IDカードをスキャンして、暗証番号を入力するゲートを途中3箇所も通らなければならないほどです。

idcard

日本でいうと「風雲!たけし城」のように、数々のチェックポイントをくぐり抜けなければ中心部へ到達できないうえ、少なくとも「たけし城」守備軍の安っぽい水鉄砲よりは効果的に部外者の突入を食い止めるものと思われます。

また、オフィスにもさまざまな犯罪防止策があります。
たとえば、ノートパソコンにはすべてセキュリティワイヤーが取り付けられていて、勝手に動かせないようになっています。

「たけし城」で言えば、「相撲でポン」のクジがすべて元二子山部屋所属の忍竜、というくらい、絶対に攻略不能な万全の防御体制といえるでしょう。

しかし、そんなラボにおいて、衝撃的な事件がおきてしまいました。
幸い筆者ではないのですが、ミーティングで1時間ほど部屋を空けている間に、なんと同僚Jさんの携帯電話がオフィスから盗まれてしまったのです。
つい先日、安倍なつみ盗作事件で大きな衝撃を受けたばかりだというのに、ショッキングな出来事は続くものです。

これが「たけし城」であれば、谷隊長のように「よくぞ生き残った。我が精鋭たちよ。」と声をかけたいところですが、携帯を盗まれたのではたまったものじゃありません。
きっとその泥棒さんは「相撲でポン」で運良く城みちるを引き当てたのでしょう。

さて、ここからちょっとつまらなくなるかもしれませんが、大事な話なのでまじめにいきます。
日本では携帯電話を盗まれる心配をする人はあまりいないと思いますが、実はイギリスでは携帯電話の盗難被害が非常に多く、社会問題になっています。
というのも、イギリスの携帯はヨーロッパで主流のSIM (subscriber identity module)カード方式。
これは機械内部に切手の半分ほどの大きさのICカードが組み込まれているのですが、ここに電話番号や契約情報、電話帳などの情報が格納されているので、SIMカードさえ取り替えれば他人の携帯でも自分の携帯のように使えてしまうし、転売することも比較的容易なのです。

そういった事情から、たとえば夜道で携帯で電話しながら歩くことは、日本とは逆にイギリスでは決してしてはいけないこととされています。
イギリスでは、携帯で話している最中にまさにその携帯をひったくられる、という事件がたびたびおきるのだそうです。

というわけで、オフィスの中でも財布などの貴重品はもちろんのこと、日本と違って携帯電話も決して目に付くところに放置しないよう気をつけなければならないようです。
身近でこういった事件が起こると、自分もそのうち被害に遭うのではないかと心配になります。
そしてもう一つ心配なのは、今回のたけし城ネタは20代前半以下の読者にはまったく意味不明なのではないかということです。



posted by fumifumi at 00:00| Comment(20) | TrackBack(0) | ☆英国バイオラボ見聞録! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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