2005年10月22日

卵子を提供しよう!

卵子

卵子を提供しよう!

不妊に悩むカップルを助け、親としての喜びを体験し、最大5万ドル(約580万円)を稼ごう!

私たちは、21歳から31歳までの健康な女性の卵子を必要としています。
謝礼は最低5000ドル(約58万円)〜。
詳細は、お電話703−698−xxxxまたは Eメールeggdonor@xxxx.com
担当リズまで。

オンラインでのお申し込みもできます。
www.gametedonors.com

秘密は厳守いたします。

Genetics&XXX研究所

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上記は先日ワシントン地下鉄のフリーペーパー「EXPRESS」紙に載っていた広告です。
こんなインパクトある広告が一般紙に堂々と載ってしまうところがいかにもアメリカらしいな〜と感じます。

卵子提供の是非はとりあえず置いておくとしても、この5000ドル〜5万ドルという値段の差はいったいどこから出てくるのでしょうか。
聞くところによるとアイビーリーグのひとつプリンストン大学では、同大学生のブロンドの白人女性の卵子を5万ドル(約580万円)で募集するという広告まで見かけるとか。

学歴や人種、容姿によって事実上卵子や精子に値段がつけられて売買される事態が現実に起きている一方で、4300万人もの人が無保険であるという事実を考えると、アメリカの医療が市場経済主義を導入することで世界一の水準になったことは否定できませんが、この国の医療の現状が必ずしも健全ではないように思えてなりません。

ちなみにBBCニュースによれば、イギリスでは「ヒトの受精及び胚研究認可局」Human Fertilisation and Embryology Authority (HFEA)が管理していますが、卵子の提供に対する謝礼は一律15ポンド(約3100円)+若干料となっています。
しかし、最近になって1000ポンド(約20万5千円)程度の謝礼を払うべき、という議論がなされているようです。
確かに、身体的負担の大きい卵子の提供を、見ず知らずの人のためにボランティアでする人はほとんどいないでしょうから、謝礼額の増額は必要かもしれませんが、いずれにせよ一律の料金となっているところが皆保険システムを採用する福祉国家イギリスらしい考え方です。

日本ではどうかというと、第三者の精子提供による人工授精は50年以上前から実施されているにもかかわらず、第三者の卵子提供は日本産婦人科学会により禁止されているそうです。
微妙な問題であることは確かですが、ただでさえ少子化が懸念されている昨今、欧米と比較してもあまりにも不妊治療に対して消極的と感じずにはいられません。



posted by fumifumi at 00:00| Comment(6) | TrackBack(0) | ■米国あれこれ体験記! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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