2004年08月01日

英国のシリアルは甘くてしょっぱい

イギリスの朝食の定番としてシリアルはすっかり定着しているようで、スーパーでは非常に数多くのシリアルが売られています。

筆者も朝食にはフルーツや時々シリアルを食べています。
ちなみに、僕のお気に入りは「ミュースリー」というスイス風のドライフルーツ入りのものです。

ところがこれらのシリアル、日本のものと比べてやたらと甘くて、筆者の試した範囲ではあんまりおいしくないものが多いです。
それも自然な甘さではなくて、砂糖をうっかりドバッと入れてしまったような、不自然な甘さなので、たくさん食べると気持ち悪くなってきます。

さて、先日の日曜紙「サンデータイムズ」には、その傾向を実証する記事が掲載されていました。

同紙によると、以下の表のように、同じブランドのシリアルでも、アメリカやオーストラリア向けのものよりもイギリス向けのほうが砂糖も塩もかなり多く含まれている傾向があるそうです。


砂糖(100グラムあたりのグラム数)
               米     西     豪     英
ケロッグコーンフレーク 7.14  7     7.9    8
スペシャルK       12.9  17    14.5   18
アルペン         19.9  21.6   不明   21.6
チーリオス        20    不明     不明   21.4

塩(100グラムあたりのグラム数)
               米     西     豪     英
ケロッグコーンフレーク 1.8    2.2   2.1   2.3
スペシャルK       1.8    2     1.3   2.1 
アルペン          0.1   0.5   不明    0.5
チーリオス         1.6   不明   不明    1.7


たとえば、ケロッグコーンフレークの場合だと、アメリカ版よりもイギリス版のほうが砂糖が約10%、塩は30%も余計に入っていることになります。

ちなみに英国版ケロッグコーンフレークの2.3グラムの塩分、というのはほぼ海水に匹敵する量とのこと。
また、スウェーデン、ドイツといった他のヨーロッパ諸国と比較した調査でも、やはりイギリスのほうが糖分が多いことが判明したそうです。

この調査結果について、聖ジョージ病院のマグレガー教授は、
「糖分の取りすぎは肥満のもとに、塩分の採りすぎはゆっくりと効く毒のようなもので、高血圧や脳卒中などの原因になります。製造メーカーにとってみれば、商品が消費者を殺す、なんてことはまったく興味が無いのですよ。他の国でもっと低い濃度なのに、それをイギリスで実現できない理由はありません。」
と、メーカーを非難しています。

一方、ケロッグ社のスポークスマンは
「材料の違いについては、私たちは常にそれぞれのマーケットの消費者の好みの違いに合わせているのですよ。」
とコメント。
やはり、イギリス人は甘くてしょっぱいものが好きな傾向にあるのは確かなようです。

イギリスでは肥満率の急激な増加が問題になっています。
今後のイギリスがますます心配になってきました・・・。



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2004年07月24日

男のほうが甘党な国

甘いものが好きなのは女性、というのが日本では共通認識ですが、先日のデイリー・テレグラフ紙(オンライン版)の記事によると、イギリスでは男性のほうが甘党なんだそうです。
 
調査会社、ミンテル社が行った最新のアンケート調査によると、チョコレートが好き、という人は女性の50%に対して男性では60%に達するとか。
また、イギリス人がスナック類に費やすお金は、年間92億ポンド(約1兆8400億円)にもなるそうです。

最近の傾向としては、女性が果物や野菜を採るように心がける人が増えているのに対して、男性は相変わらずスナック菓子ばかり食べているそうです。

確かに、僕の同僚でも仕事をしながらスナック菓子を3つも4つもボリボリと延々と食べ続けているのは決まって男性です。
駅などでチョコスナックをほおばるサラリーマン風の男性などもよくみかけます。

また、スーパーやコンビニではキットカットなどをはじめとする膨大な種類のチョコスナックが売られていますが、イギリス人の異常なチョコレート好きを如実に表していると言えるでしょう。

さて、イギリスのチョコスナックはそんなにおいしいのか!? と思っていくつか食べてみたのですが、筆者にはどれも平凡で同じようにしか感じられませんでした・・・。
どうも、甘党といってもやはりイギリス人がグルメなはずがなく、もっぱら手軽さが重視されているようです。

イギリス人男性は総じて健康への意識があまり高くないようで、野菜を採らずにおやつやビールばっかり摂取しているわけですから、中年男性が揃ってお腹が出てくるのもうなずけようというものです。



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2004年07月19日

英国がBSEを克服した理由とは

ここ数日、日本の各メディアでは、内閣府がBSEの感染検査基準を見直す方針を固めたニュースが報じられているようです。
これにより、世界に類を見ない全頭検査方針が終わりを告げ、若い牛は危険部位の除去のみで輸入が可能になる見込みです。

僕は特に「牛丼ファン」というわけではないのですが、もともと全頭検査を中心としたこれまでの日本の安全基準は科学的根拠に乏しく、「過剰反応」と言っても良いものでしたから、今回の決定は妥当なものと言えると思います。
むしろ、危険部位の除去などの基本的な対策を徹底する仕組みを整えることが重要でしょう。

さて、以前の日記でも書きましたが、実はイギリスは物価が高い割に牛肉がとっても安いのです。
スーパーによっては、ひき肉500グラム85ペンス(約170円)くらいで安売りしていることも多いです。
筆者も「安ーい☆」と感動して、パクパクと食べていたのですが、だんだん心配になってきました。
これって本当に安全なのかいな、と。

世界で最も早くBSEの大流行を経験したイギリスでも、BSE関連のニュースはたびたび大きく扱われます。
最近では、5月に大規模な疫学調査の結果が発表され、大きく報道されました。

これは、約1万3千人の健康な英国人を対象に、BSEの感染の有無を調べたところ、そのうち3人から異常プリオンの感染が見つかったというものです(BBCオンライン )。
これから推測すると、なんと全国で3千人以上がBSEに感染している可能性があることになります。

では、やはりイギリスで牛肉を食べるのは危険なのでしょうか。
イギリスで最初に感染牛が確認されたのは1985年のことです。
この年、数頭だった感染牛は、その後急速に広まり、ピークの93年にはなんと1年で3万7千頭ものBSE牛が確認されています(Socialist Equality Party )。

しかし、その後の対策により、30ヶ月以上の高齢牛の出荷禁止、危険部位の除去の徹底化、追跡システムの導入、肉骨粉の使用禁止などが講じられ、流行は急速に鎮静化に向かい、2000年の発生数は1400頭にまで減っています。
ただ、それにしたって、日本とは比較にならない件数ですが・・・。

一方で、新型クロイツフェルト・ヤコブ病の英国内でのこれまでの累計死亡者数は141名ですが、これはすでに徐々に減少傾向にあり、専門家は累計患者数が540名以上に達することは無いであろうと予測しています。

またイギリス国民の牛肉消費量は96年には17%も減少したものの、その後回復に向かい、2000年にはすでにBSEが発生した86年の数字をも上回っています。
したがって、一般的には「イギリスはBSEを克服した」と考えられており、一応は「消費者の信頼を取り戻した」と考えられているようです。

とはいっても、日本に比べれば状況はずっと深刻ではありますが、累計470万頭の疑い例の牛に対して患者数が141名、というデータや、潜伏期間が約5年であることなどを考えると、確率的に言えば現時点ではあまり心配しすぎる必要はない、とは分かっているのですが、やっぱりちょっと気持ち悪いので、筆者はあんまり牛肉を食べ過ぎないようにしているのでした。

ただし、そもそも牛肉の食べ過ぎ自体による健康への悪影響のほうがだいぶ大きそうではありますね。



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2004年07月07日

イギリスのスーパーマーケット

イギリスのスーパーマーケット、特に食料品売り場で売られているものの品質の大部分は粗悪です(キッパリ)。

たとえば、牛乳など、日本だと賞味期限より1日2日過ぎても大丈夫ってことが多いですが、なぜかイギリスでは殆どが賞味期限より2,3日は前に固まってしまいます。
特に、経験上、最後に少しだけ残っている・・・、という状態のときがヤバイです。
中途半端に残さず使い切りましょう。

あと、食パンも通常2,3日でカビが生えてくるので、僕は冷蔵庫で保管しています。

ただ、イギリスのスーパーの良いところも挙げると、やはり非課税なこともあって生鮮食料品は日本より安いと思います。
とくに、牛肉とか、近所のスーパーでは、ひき肉454グラムで85ペンス(約170円)くらいで安売りしていることがしばしばありますし、牛乳も568ml(1パイント)で、30ペンス(約60円)くらい。
あと、スパゲティにいたっては500グラムで29ペンス(約58円)。
もちろんイタリア産で、日本で売られている安いスパゲティよりずっとおいしいと思います。

実は、イギリスでおいしい食生活をするのは意外と簡単で、ヨーロッパ各地のおいしい食材を「イギリス人の手によって不味くされる」前に購入してしまえばいいのです!
これもひとえにEUの自由経済圏のおかげ・・・、と感謝せずにはいられません。

ですので、自炊する人にとっては、イギリスでは料理し甲斐があるかと思われます。
ただし、魚はべらぼうに高いですが・・・。

あと、日本と違って商品に不備がある、ということが多いので、買う際には入念なチェックがかかせません。
たぶん扱いが乱暴なせいだと思いますが、袋の中身がそこらじゅうに散乱している・・・、なんて光景も良く見かけます。

さて、前置きが長くなりましたが、昨日、なんとニンニク6個入りで19ペンス(約38円)の激安パックを発見。
なんと1個当たり約6円!
「さすがに安すぎじゃないか・・・? ぁゃιぃ・・・。」と疑いつつも、つい手が出て買ってしまいました。

・・・で、帰って中を開けてみると、案の定1つに青カビが・・・。
「むきー!カスタマーセンターに訴えてやる!」と一瞬いきりたちましたが、全額返金されたとしても38円・・・。
なんだか虚しくなってきたので、やめました。せつない・・・。




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2004年06月25日

スパゲティの缶詰

うーん。日本で「スパゲティの缶詰」っていったら、普通「スパゲティの具(ソース)の缶詰」のことだと思いますよねえ?

ところがどっこい、イギリスのスーパーには、ご丁寧に(?)麺まで入った「スパゲティの缶詰」が堂々と売られています。
それも一種類や二種類ではなく、ずらーーーーっと、それだけで一つのコーナーが出来上がっているかも、ってくらいたくさん置いてあるので、かなりの売れ筋商品のようなのです。

でもこれって麺がふやけていそうで、おいしそうだとは思えないですよねえ。
僕の感覚、合ってますよね?
なんだか海外生活をしていると、だんだん自分の感覚に自信がなくなってくるのです。

僕はこう見えても(!?)実は毎日自炊をしているのですが、「やはりこれは一度挑戦してみなければならない」、「これに取り組まねば永遠にイギリスを理解することは出来ない」、などと長い間真剣に思いつめてしまい、ついに買ってしまいました。
ハイ○ツの「スパゲティボロネーゼ」

さっそくレンジで暖めます。

まず気づいたのは、まず、麺が大胆に太い。
うどんでもこれだけの太麺はなかなか無いかもしれません。

さらに、フォークで巻きつけようとすると、やわらかすぎて形が崩れてしまい、巻きつけません!
それにもめげず、一生懸命すくって食べました。
我ながら良くがんばりました。

味付けについては、甘口でちょっと濃いけどまあ、オーケー。
ただやっぱり麺が・・・。

感想は、一言で言えば、イギリス人を理解するにはまだまだ修行が足りない、といったところでしょうか。
勇気のある方は、ぜひお試しあれ。



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