2004年07月27日

ロンドンを買い占めるアラブ人たち

日本ではあまり報道されていないかもしれませんが、ここ数年のイギリス経済は絶好調と言われています。

先月にも経済成長率の見通しが上方修正され、今年の予想年間成長率は3.4%となりました( BBCオンライン)。これは、日本の3.5%とほぼ同水準ですが、やっとのことでゼロ成長の状態を脱した日本とは異なり、この10年ほど、ほぼ3%前後の安定した水準を維持しています。

また、失業率も過去最低水準の4.8%(ILO基準)で、これは近隣国のフランス(9.4%)、ドイツ(9.8%)などをはるかに引き離すだけでなく、アメリカ(5.6%)、カナダ(7.2%)をもかなり下回っていて、日本(4.6%)とほぼ同水準で、先進国中最低水準にまで下がっています( BBCオンライン)。

こういった現在の好景気の要因としては、サッチャー政権時代から徹底して行われてきた「痛みを伴う構造改革」や金融自由化などとともに、外資系の招致を非常にうまく行っていることが挙げられているようです。

実際、4大銀行グループの一角であった「ミッドランド銀行」は真っ先に香港系の「HSBC」(HongKong and Shanghai Banking Corporation)に買収されてしまいましたし、ご存知のように英国を代表するデパートであるハロッズも、今やエジプト出身の富豪、アルファイド氏の所有となっています。

また、イギリスの住宅価格はここ5年ほど毎年20%前後の驚異的な上昇をつづけていますが、これはアラブ系の投資家による買占めにより、価格が吊り上げられていることによる部分が大きいそうです。

さて、この事実は、筆者自身もロンドンでフラットを探す際に、図らずも実感することになりました。
というのも、見て回った5軒のフラットのうち、実に3軒までもがアラブ人の大家だったのです。

ということで、そのときのフラット探しにまつわる体験を書こうと思っていたのですが、ここのところちょっと忙しくてまたしても時間が無いので、続きはまた明日書こうと思います・・・。



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2004年07月22日

英国ガスでがす。

イギリスでは公共料金の請求がしばしば間違っています。
最初、僕はそれを知らなくてあまりに高額な請求が来たので、びっくりしました。

それは、忘れもしない入居わずか2週間後の出来事です。
ブリティッシュガスから初めての請求書が届いたのですが、僕は一人暮らしなのにも関わらず、夏場のわずか10日分のガス料金がなんと59ポンドあまり(約12000円)も請求されてしまいました。

俺はなんというガス代の高い国にきてしまったのだ・・・、と唖然としたものの、気を取り直して念のためにメーターを見ると、なんと目盛りが実際と全然違っていたのです。

実際の使用量は請求額の10%以下でした。
いったい何をどう間違えたのやら・・・。

その話を友人のY氏に話したところ、彼の話では、この会社はいつも「まあ、このくらいだろう」と勘で(!)請求書を送ってくるのだそうです。
ですが、最終的にはちゃんと目盛りを読むから、最後にはつじつまが合うようになっているのだ、とか。
果たしてそれでいいのだろうか・・・?

思い返してみると、入居したとき最初に連絡した際、「ラジエーター(セントラルヒーティングの)の数はいくつですか?」とか、「ガスコンロの数はいくつですか?」とか、「一人暮らしですか?」などなど、細かな使用状況について20分以上にわたって質問攻めにされたのです。
今から思えば、あれは、おそらくガス代の検討をつけるために違いないです。

そんな訳で、イギリスでは公共料金の支払いを自動引き落としにする、などはもっての他です。
よく「自動引き落としにすると○%割引ですよ!」などと案内が送られてきますが、甘い言葉にだまされてはいけませんよ。
うっかり自動引き落としにしてしまった人の多くは、2重引き落としや請求額ミスなどの被害に遭っているはずです。

さて、このブリティッシュガスという会社。元国営公社で1986年に民営化されたそうですが、やはりいろいろと問題の多い会社のようです。

BBCニュースによると、昨年10月には使用料金140ポンド(約28000円)の滞納のためガスを止めてしまったところ、なんと老夫婦が凍死してしまう、という痛ましい事件まで起こしています(BBCオンライン)。

しかも、そのあとの対応がさらにひどかった。
同社は、

「データ保護法の規定によって、ガス料金の滞納や停止情報をソーシャルサービス当局に通知できなかったのが原因です。」

と、悪いのは法律、と言わんばかりの声明を発表したので、世論の大きな反発を招く結果となりました。
またレディマン厚生相は、

「データ保護法は、断じてそのような通知を禁止するものではありません。」

と、明確にこれを否定しています。

同社は最近のエネルギー自由化によって、電気供給にも進出していますが、ここでもトラブルを起こしています。
先週のニュース(BBCオンライン)によると、同社はマンチェスターのある顧客に対して、

「私たちは以前にも電気料金0.00ポンドをお支払いいただくようにご連絡いたしましたが、いまだに未払いとなっておりますので、電気を停止いたします」

と、まったく滞納がない顧客に対して意味不明な通知を送っていたことが判明し、この男性に謝罪するはめに陥ったそうです。

というわけで、公共サービスでありながら、かなりとんでもない実態の会社みたいなので、できればあまり関わりあいたくないのですが、簡単にガス会社を変える、というわけにもいかないのがつらいところです。

ちなみに冒頭の過剰請求の件ですが、苦情のメールを書いたところ、3ヵ月後くらい(←ここがミソ)にようやく正しい請求書が送られて支払うことができたので、なんとかガスを止められずにすんだのでした。



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2004年07月03日

ロンドンのヘアサロン

さむーい!ここのところ妙に肌寒いです。

もう7月だというのに、ここのところ急に気温が下がって、「インディペンデント」紙の天気予報によると、明日の最低気温はなんと9度だそうです。
つい先日までは30度を越える日もあったのに・・・。
イギリスは夏でも日によってかなり気温が変化するので、体調を崩さないように注意が必要ですね。

さて、昨日の続きです。
ロンドンのヘアサロン、実際に行ってみると基本的なところは日本とそんなに変わりません。
はさみのかわりに包丁で切るとか、そんな馬鹿な話はないです。当たり前です。
ただし、違いと言えば日本のように細かな気配りが行き届いていない、というところは多いにあります。

たとえば、最初にシャンプーをするのですが、シャンプー台の椅子、僕が行ったところは2件とも、日本と違って後ろにグググっと倒れたりしませんでした。
椅子は直立したまま。

ではどうするのかというと、首を思い切り後ろに倒した状態でシャンプーをしてもらいます。
これはだんだん喉が苦しくなってくる上、水しぶきがしばしば顔にかかるという(もちろんタオルを顔に載せてくれたりもしない)苦難に耐えなければなりません。

あと、もう一つ。髪を切るときに毛が服に入らないようにマントみたいなもの(正式名称は知らないけど)をまといますが、これが日本のものとは違って首がきっちりと閉じないので、隙間からどんどん毛が侵入してきます。
これはチクチクしてかなり不快。

また、顔についた毛を時々ブラシで払ってくれるのですが、このまえ切ってくれた韓国人のお姉さん、妙に固いブラシで力いっぱいガシガシと払うので、だんだん顔がヒリヒリしてきました。
「もうちょっと力を加減してください・・・」、とも言えず、僕は1時間耐えましたよ。

仕上がりは、というと、腕は悪くないのだけど、どうも日本で切るときよりも短くされる傾向にあります。
「もう少し伸ばしたい」と言っているのですが、最近イギリスでは髪の短い男性が多いので、そういった流行を反映しているのかもしれません。

僕は、日本ではいわゆる「ツーブロック」のスタイルにしていたのですが、これってちゃんとした英語なのかなぁ・・・、とあんまり自信が無いので、こっちでは言っていませんけど、どうなんでしょう・・・?

もう少しいろいろと研究してみようと思います。そのうちカラーもやってみたいですね♪




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2004年07月02日

ロンドンで髪を切る

こんにちは!
今日は、サイト開設3週間記念ということで(中途半端やな・・・)タイトルとデザインを若干変更しました!
でも中身のほうは今まで通りですので、今後ともどうぞよろしゅう。

さて、唐突ですが、外国で髪を切るのって最初はやっぱり少し緊張しますよね。
というわけで今回は髪を切りに行くお話です。
床屋やヘアサロンにおける習慣も実は日本とイギリスでは少し違います。

床屋の場合は、ロンドンでは個人経営のお店が多いです。
安く済ませたい人はこういったお店に行きます。
料金は大体10ポンド(約2000円)前後といったところ。

びっくりしたのは、日本の場合、床屋さんはほぼ100%男性客ですが、ロンドンでは少なく見積もっても3割以上は女性客なのです。
しかもお年頃の綺麗な女性がこういった床屋さんで髪を切っていたりして、最初はちょっとびっくりしてしまいました。

あと、もう一つ驚いたのは、僕がいる研究所には、なぜか研究所員専用の床屋があります!
病院に付属する床屋は日本でも良く見ますが、ここのはそうではなくて、研究所員しか入れないエリアにあるのです。
料金はカットで7ポンド(約1400円)。

日本人の友人T博士もここを愛用していて、「お勧めだよ」と言ってくれていたので僕もやや気持ちが傾いたのですが、彼の髪型を見て「やっぱり止めておこう」と思い直し、他を探すことにしました(Tさん、すみません・・・)。

話はそれますが、僕がいる研究所、それほど規模が大きいとも思えないのに、床屋のほかにも所内にカフェが2件にパブが1件あったりします。
とくに建物の最上階のカフェからは、はるか建設中の新しいウェンブリースタジアムまで見渡せるほど遠くまで視界が開けて、お気に入りの場所です。
イギリス人はこういった「気持ちよく働けるため」の環境作りにはとても熱心なので、いつも非常に感心させられます。

さて、話を戻します。
僕はもうちょっと奮発して、「ヘアサロン」のようなところに行っています。
日本にも進出している「TONI&GUY」をはじめ、姉妹店の「ESSENSUALS」など、チェーン店が多いですね。
料金は男性のカットで20−25ポンド(約4000−5000円)前後。

僕も「ESSENSUALS」には何回か行っていたのですが、あまりにも男性客が少なくて(多分1割以下です)、ちょっと居心地が今ひとつなので、最近は別のお店に行きはじめました。
ですので、イギリスのヘアサロンの一般的なサービスのやり方についてだいぶ把握してきたので、体験談を書こうと思うのですが、時間の都合上、体験談については次回書きます!



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2004年06月17日

TV受信料:払わないと大変なことになりますよ

イギリスの国営放送、BBCは視聴者からの受信料で成り立っています。
これは日本におけるNHKの受信料に当たるものですが、彼らの取立ての厳しさをなめていると痛い目にあいます。

まず、イギリスで住居を借りて住み始めると、テレビを買う買わないに関わらず、毎月執拗に取り立ての手紙が送られてくることに気づくでしょう。

今回はなんと、その全文を翻訳して公開してみようと思います!

ーーーーーーーーーーーーーーー

TVライセンス検査官が、まもなくお宅を訪問します!
TVライセンスはたったの一月10ポンド(約2000円)以下。
罰金はそれよりはるかに高額です!

居住者の方へ

私たちの記録によると、あなたはTVライセンスを支払われておりません。
私たちはこの地域を担当している検査官ですが、まもなくお宅を訪問させていただく予定です。

ライセンスを持たずに、テレビ番組の受信あるいは記録をする行為は法律で禁止されており、違反者は法廷により裁かれ、1000ポンド(約201000円)以下の罰金刑となります。

私たちは、あなたが最近こちらに引っ越してきたのかもしれない、ということは理解いたします。
もしあなたが以前の住所でTVライセンスをお持ちなのでしたら、新しい家に移す手続きをしてください。
しかしながら、もし新たなライセンスが必要なのでしたら、本日中に購入してください。

カラーTVの場合は110ポンド(約22100円)をお支払いいただけば、法的に裁かれる心配はありません。

もしあなたが最近ライセンスを購入済でしたら、お侘び申し上げます。

以上

ーーーーーーーーーーーーーーー

と、これが毎月来ます。
「知らなかった、とは言わせないぞ」、という態度で「支払わないと大変なことになりますよ」と言っている訳です。

小心者の筆者が、慌てて郵便局に行きライセンスを購入したことは言うまでもない。

また、手紙に書かれている検査官についてのくだりは、決してただの脅しではなく、実際に近所に住む友人のK君の家にはやってきたのだそうです。

彼の話によると、ある晩、急に検査官が訪ねてきました。
K君宅ではTVを一台持っていたので、その分のライセンスは購入していたのですが、どうやら検査官は「隠れてもう一台持っているんじゃないか」と疑っている様子。
そして、なんと各部屋を隅から隅まで探しまわり、無いことを確認するとようやく帰っていったとのことです。
なんともブラッドベリの未来小説のような話。

しかもそれだけではない。
彼らは「デテクターバン」、と呼ばれる恐るべき秘密兵器を備えています。
これは、車で走りながら周辺の家の電磁波をキャッチし、隠れてテレビを使っていないかどうかをチェックするマシン。
敵はなかなかのツワモノのようです。

というわけで、NHKの受信料と違っておとなしく払っておいたほうが身のためかと思うのですが、度胸のある人はぜひ踏み倒しにチャレンジしてレポートしていただきたい、と思います。



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